がんは日本人の死因の中でもっとも多く、健康で長生きするにはがんを予防することが何よりも大切と言えます。がんの中で胃がんは肺がんに次いで2番目に多い死因です。しかし、早期発見をすることで、胃がんになっても完治できる例が増えて来ています。ここでは胃がんの症状や原因、改善対策などについて見て行きましょう。

胃がんの症状

胃がんの初期症状は、倦怠感や吐き気、胸焼けなどが挙げられます。胃の付近に痛みを感じることも多いです。胃はみぞおちの辺りにあるので、みぞおち周辺の痛みが長く続くようであれば、胃がんを疑ってみる必要があるかも知れません。
胃がんになると、胃に出血が起こるため、貧血になることもあります。また、食欲が低下してきたり、げっぷが出やすくなることもあります。

しかし、胃がんは初期の段階ではかなりわかりにくい病気です。胃炎や胃潰瘍などと自覚症状が似ていることから、見過ごされてしまうこともあります。はっきりと分かるくらいの自覚症状が出るころには、かなり進行していることが多いのが、胃がんの恐ろしいところです。

自覚症状の他に、便の様子も注意して見ておきましょう。胃がんになると黒色の便がでることが多いです。胃で出血を起こして、血液が固まってしまうため便が黒色になります。はっきりと血液が混じっていると分かるくらい赤く色が付いていたら、胃ではなく、もっと肛門に近い大腸などで出血している可能性が高いです。

胃がんの原因

胃がんの原因として、もっとも大きいとされているのはピロリ菌です。特に50歳以上の人は、幼少の頃に井戸水を飲む機会が多かったこともあり、ピロリ菌に感染しているケースが少なくありません。年齢の若い人でも、親から子にピロリ菌が感染することがあります。

しかし、ピロリ菌に感染していても、胃がんにならない人も多くいます。ピロリ菌に加えて、他の原因が重なることで、胃がんのリスクが高まると言えます。

ピロリ菌以外の原因としては、胃に負担のかかる生活習慣が挙げられます。塩分摂取量や飲酒量が多いような場合です。高血糖や喫煙なども、胃がんのリスクを高める原因です。

胃がんにかかりやすい人のタイプ

胃がんはピロリ菌が大きく関係していることもあり、50歳以上の人がかかりやすい病気です。また、女性よりも男性に多い傾向が見られます。若い頃からタバコを吸っている中高年の男性は特に注意しましょう。

野菜をあまり食べない人や、濃い味付けの料理が好きな人も、胃がんになりやすいタイプです。慢性胃炎や胃ポリープなど胃に疾患のある人も、胃に負担をかけないように注意しなければなりません。

検査・診断

胃がんが疑われる場合には、まず胃X線検査か内視鏡検査を行うのが一般的です。血液検査も併せて行うことがあります。特に異常が見られない場合でも、はっきりと胃がんに罹患していないと診断するのが難しいため、定期的に再検査を受けるように勧められることが多いです。

胃X線検査や内視鏡検査で異常が見られた場合には、精密検査を行うことになります。異常が見られた場合でも、良性の腫瘍や胃潰瘍などであるケースも多いためです。まだ、胃がんと診断することはできません。

内視鏡検査を行う際に生体を採取しており、精密検査ではその生体を調べます。病理検査と呼ばれているものです。ただ、1回生体を採取しただけでは、胃がんかどうかを判断するのは難しく、何度かにわたって内視鏡を胃に入れなければなりません。

胃がんであることが分かった場合には、進行度合いも調べる必要があります。CT検査や注腸検査の方法で行われることが多いです。CT検査では身体を輪切りにしたような画像を見ることができて、胃だけでなく周辺の臓器へ転移していないかどうかも見ます。注腸検査は肛門からバリウムを入れて行う大腸の検査ですが、大腸への転移していないかどうかを見る目的の検査です。

治療方法

胃がんの治療として広く行われているのが手術による方法です。胃を全摘出する場合と、部分的に切除する場合があります。がん細胞がリンパ液の中に入り込んで転移するのを防ぐため、胃の周辺にあるリンパ節も同時に切除するケースが多いです。胃を部分的に切除した場合には、胃の残った部位と食道や小腸とを繋ぎ直します。消化管再建と呼ばれている手術です。

胃の周辺にある臓器に転移が見られる場合には、周辺臓器も部分的に切除します。合併切除と呼ばれていて、さらなる転移を防止する目的で行われる方法です。転移が多く見られ、手術で治癒するのが難しい場合には、手術に加えて化学療法が行われます。抗がん剤で延命する方法です。

腹部を切開するのではなく、内視鏡を使用して胃の中から切除を行うこともあります。負担の小さい手術方法ですが、胃がんが初期の段階で発見できた場合にしか行えません。

予防・ケアの方法

胃がんを予防するには、まずピロリ菌を除去する必要があります。ピロリ菌に感染しているかどうかは検査をしてみないと分からないため、一度はピロリ菌の検査を受けてみることが大切です。検査は比較的簡単で、もし感染していても、医薬品で除菌できます。除菌すれば、胃がんのリスクは大幅に軽減されるでしょう。緑茶を飲むことも、胃がんの予防に繋がります。緑茶のカテキンがピロリ菌を除去するためです。

そして、塩分量の少ない食事を心がけることと、なるべく野菜や果物を多く食べることが大切です。日本人の多くが塩分量を過剰摂取していて、野菜が不足しています。漬物が好きな人は野菜だけでなく塩分も多く摂ってしまうため要注意です。

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