皆さんは昨日何を食べましたか?
食事は、私たちが生きるために必要不可欠な栄養源です。周知の通り、食べればなんでもよいわけではありません。医食同源といわれるように、栄養バランスなどを考慮した食事は、健康にはとても大切なものです。どのような食生活をしているかで、日々の健康状態が左右されます。

腸内環境の良し悪しは心身の健康に直接結びついています。善玉菌や悪玉菌と呼ばれる腸内細菌は皆さんも耳にしたことがあるでしょう。この記事では、悪玉菌の増殖につながる食事を通して腸内環境を整える方法をご紹介します。

腸内環境に悪影響を与える食品

皆さんは、「腸内フローラ」という言葉を耳にしたことはありますか?腸内フローラは、小腸から大腸に広く生息している腸内細菌の集合体の総称です。

人によって個人差はありますが、腸はテニスコートの1.5倍にもなる面積を占めています。ここから栄養素を吸収しており、腸内細菌の数は約100兆個、重さは約1.5キログラムあります。
腸内細菌は、乳酸菌などの善玉菌、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌、そして、善玉菌・悪玉菌のうち、優勢な方に変化することのできる日和見菌の大きく3つに分けられます。

腸内環境を良好に保つには、腸内フローラの中の善玉菌と悪玉菌、また日和見菌のバランスの状態を整えることが大切で、理想的な環境は善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7といわれています。

悪玉菌は善玉菌の活動を抑制する上、腸内で有害物質を作り出し、下痢や便秘などの不調を引き起こしてしまいます。
悪玉菌は、肉類などのタンパク質や嗜好食品を好み、増殖していきます。

人工甘味料・砂糖

お菓子やお酒のパッケージなどでよくみられる、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」と書かれた商品には、人工甘味料を使用している可能性がありますが、あまり気にしていないという人も多いのではないでしょうか。

人工甘味料は砂糖を使わずに甘みを感じさせるもので、スクラロース、アセスルファムK、またアスパルテームなどが有名です。この人工甘味料を摂りすぎることで、腸内環境のバランスを崩し、糖尿病になるリスクが高まるという研究結果が2014年にネイチャーという権威ある科学誌で報告されています。

また、砂糖は悪玉菌の大好物です。特に、カンジダ菌は砂糖の糖をエサにして増殖していきます。さらに恐ろしいのが、一度増えたカンジタ菌は減らすことが難しく、甘いものへの欲求が強くなることで、カンジダ菌の増殖を手助けしてしまうということ。
お菓子などを口にするときには、食品表示も注意しておくとよいでしょう。

赤身の肉類

悪玉菌はタンパク質を好みますが、特に肉類などの「動物性タンパク質」をエサに増殖を繰り返します。

肉類は消化に時間がかかるため、長く腸内に留まります。また、小腸では吸収しきれないため、大腸まで流れ込み、悪玉菌が動物性タンパク質をエサにして有害物質を作り出します。

その結果、腸内は悪玉菌の好むアルカリ性に傾き、さらに悪玉菌を増やす一因となるのです。しかし、動物性タンパク質も私たちの身体にとって必要な要素のひとつ。摂らないわけにはいきません。

不溶性食物繊維を含む野菜やきのこなどと一緒に食べるなど、工夫して食べることを心掛けると良いでしょう。

アルコール

「酒は百薬の長」ともいわれ、適度な量のアルコールは身体に良いともいわれています。しかし、過剰に摂取することで身体に様々な作用をもたらします。

アルコールは胃で約20%吸収され、残りは小腸まで行き届きます。結果として、大腸により多くの水分が流れ込むため、処理が追いつかなくなり、善玉菌が正常に働かなくなります。また、善玉菌の代表格であるビフィズス菌は死滅してしまい、腸内フローラの状態が悪化していくのです。

腸は人間の免疫機能の70%が集約しているといわれているため、腸内フローラが乱れることで免疫力の低下も招くことになります。最悪の場合、がんにつながる恐れもあり、アルコール依存症患者からは大腸がんや良性腫瘍が見つかることが少なくないようです。

腸内環境に悪影響を与える食品や食事まとめ

腸内フローラは「第三の臓器」とも呼ばれる重要な存在です。私たちの健康状態は、腸内フローラによって左右されています。糖類や肉、アルコールについてご紹介しましたが、適量であれば健康への問題はありません。

また最近では、腸内フローラのバランスに加え、多様性が重要であるという声もあがるようになってきました。善玉菌・悪玉菌のバランスを整え、日々の食生活を見直し、できることから少しずつ始めてみましょう。

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