便秘の症状と原因

機能性便秘

一般的に多くの方が悩まされる一般的な便秘です。運動不足、過度なダイエット、食生活や生活習慣の乱れが原因であることが多く、摂取した薬剤が原因になることもあります。

急性便秘

便秘とは無縁だった方が、突然、便が出なくなることを急性便秘といいます。旅行などの環境の変化から生活リズムが崩れて、急性便秘を引き起こすこともあります。

医原性便秘

医原性便秘は、薬の服用が原因で便秘になることをいいます。医原性便秘を引き起こす可能性のある薬は数多くあります。

 慢性便秘

慢性便秘は、腸の機能が低下することで、慢性的な便秘を引き起こすことをいいます。腸の機能低下だけでなく、病気が原因である場合もあります。

弛緩性便秘

筋力の低下や、市販の下剤を繰り返し使うことで、腸の蠕動運動が弱まることから引き起こる便秘を弛緩性便秘といいます。

痙攣性便秘

痙攣性便秘はストレスが原因で起こります。腸は、精神の影響を大きく受ける場所のひとつです。緊張や、嫌悪感から下痢を引き起こす人がいますが、これらと同じ原理で便秘が起こります。

直腸性便秘

直腸性便秘は、機能性便秘の一種です。肛門付近で発生したなんらかのトラブルにより、便をうまく排出できないことで便秘を引き起こします。

器質性便秘

腸内にポリープやがんなど疾患があることで、便秘になることを「器質性便秘」といいます。

 

便秘に役立つ乳酸菌の選び方

健康な人の腸の中では善玉菌が多く活躍していて、常に酸性に保たれた状態になっています。悪玉菌は酸性が苦手なので、活動が抑え込まれます。しかし、便がうまく排出できずに腸内に滞留してしまうと、腐敗物となり悪臭が出たり、有害物質がたまったりするなど、腸内環境が悪化してしまいます。腸内環境が悪化すると腸内がアルカリ性に傾くため、悪玉菌が活性化し、日和見菌も悪玉菌の味方になっていまします。すると、腸の活動が正常に働かなくなり、便秘の原因となってしまいます。

便秘を解消するには、善玉菌を増やして働きを良くして、腸内環境を改善することが効果的です。善玉菌が増えることで腸内が酸性に保たれ、日和見菌も善玉菌の味方になります。すると、腸のぜん動運動も活発になり、お通じがよくなりスッキリできます。

善玉菌を増やして腸内環境を良くする効果のある乳酸菌には、「ビフィズス菌ロンガムBB536」「ビフィズス菌BE80株」「EC-12株」「ビフィズス菌GCL2505株」などが挙げられます。

腸内フローラは人それぞれ違いますので、どの乳酸菌がもっとも便秘に効果が出るかは試してみない事には分かりません。腸内環境を良くする効果のある乳酸菌を何種類か試してみるのが良いでしょう。

便秘におすすめの乳酸菌サプリ

便秘解消の効果が期待できる乳酸菌の種類

ビフィズス菌ロンガムBB536

健康な赤ちゃんから発見された、ヒト由来のビフィズス菌です。一般的なビフィズス菌よりも酸に強いタメ、多くが生きたままで大腸に届きます。人の臨床試験でも整腸作用が確認されています。ヨーロッパなど累計30カ国以上でヨーグルトやサプリメント、育児用粉ミルクに利用され、世界でも効果や安全性が認められています。アメリカFDA(食品や医薬品を管轄する政府機関)から、一般食品に用いることのできるビフィズス菌としては世界で初めて「GRAS(一般的に安全と認められたもの)」の認定を受けています。

ヘルスエイド ビフィーナS

ビヒダスBB536

森永乳業ビヒダスBB536 プレーンヨーグルト

 

 

ビフィズス菌BE80株

胃酸や胆汁酸への耐性が強く、生きたまま腸に届きます。また、腸で長く生きられるという特徴があるので、長い期間を大腸に留まって良い働きをします。BE80株には腸の中を通る内容物が早く排出されるという研究結果もあり、便秘の改善に効果が期待できることが確認されています。

ダノンビオ

 

 

EC-12株

もともと人の体内に存在する菌の一種です。約1ミクロン(1ミリの1/1000)というとても小さなサイズの球状の乳酸菌です。通常の乳酸菌と比較して約1/5程度ないため、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌よりも、少量で大量の菌を摂ることができます。

EC-12

乳酸菌革命

 

ビフィズス菌GCL2505株

グリコ乳業によって、健康な大人の腸から発見されたビフィズス菌です。ヒト由来の菌なので、生きたままで腸に届きやすく、腸の中でも増えやすいという特徴があります。

グリコ乳業 Bifixヨーグルト

 

 

サーモフィラス菌1131株

「サーモフィラス菌1131株」と「ブルガリア菌2038株」は、明治がヨーグルトを作るために選んだ菌の組み合わせで、2種類合わせて「LB81乳酸菌」と呼ばれています。研究では、健康な成人がLB81乳酸菌を摂った所、腸内フローラの善玉菌が増加して、悪玉菌が減少したという実験結果が報告されています。

明治「明治ブルガリアヨーグルト」

 

便秘におすすめの乳酸菌サプリ

乳酸菌の効果を検証する実験

プロバイオティクスが腸内改善に有効である研究として以下のような実験などがあります

・短期間のプロバイオティクスにより消化管の通過時間は改善する

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3732843/

・Bifidobacterium lactis HN019の全腸通過時間および成人の機能的胃腸症状に対する用量応答効果

飲んだビフィズス菌の数が多いほど、改善効果が高かったという実験があります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3171707/

ヒト腸管細胞での炎症反応を調節する乳酸細菌(LAB)の能力を調べた結果、フェカリス菌の特定の菌株が結腸の恒常性を維持し、炎症反応を調節するために腸内の粘膜免疫の調節を行う可能性が示唆されています。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18286689

乳酸菌などの善玉菌を摂取するプロバイオティクスは、炎症性サイトカイン、インターロイキン(IL)-6および腫瘍壊死因子(TNF)-αの産生を増加させるということがわかっています。様々なプロバイオティック株によって免疫調節の発現は異なることがわかっています。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22493544